ノルウェーのご紹介

今日はノルウェーのご紹介です♪



北ヨーロッパ、スカンディナビア半島西部にある立憲君主国。

 正式国名はノルウェー王国。
 国名のノルウェーは、ノルウェー語で「北への道」を意味する「ノリエ」に由来するそうです。
 海岸線の長さは出入りにとんだフィヨルドと沿岸の島々の海岸線をふくめ2万1930kmにおよび、島々が沿岸 につらなり、海岸線沿いに安全な水路をつくっています。

今日はそんなノルウェーの昔話をご紹介いたします。


【北風のくれたテーブルかけ】
(原題:The Lad Who Went to the North Wind、北風に会いに行った少年)

むかしむかし、ハンスという少年がいました。
ハンスのお家は貧しくて、お母さんは病気がちでした。
そのため、お母さんにかわって、ハンスが倉庫に小麦粉を取りに行くことになっていました。

ある日、ハンスが小麦粉を持って倉庫から出ると、階段のところで強い北風が吹きました。
北風は小麦粉をどこかへ吹き飛ばしてしまいました。
ハンスは何度か持って行こうとしますが、そのたびの北風が吹いてしまいました。
とうとうハンスは怒りだし、「北風のお城に行って、食べ物を取り返そう!」と思い、
さっそく出発しました。

北風の城までは遠い道のりでしたが、ハンスはなんとかたどりつきました。
ハンスは北風に向かって言いました。
「北風さん、僕たちの食べものを返してくれないかな?」
北風は言いました。
「ここにはお前たちの食べものは無い。かわりにこのテーブルかけをお前にあげよう。
これはお前の望むものを何でも出してくれるぞ。
”ひろがれ、テーブルかけよ!ごちそうを出せ!”と言えばいい。」

ハンスは、このテーブルかけをもらってお家に帰ろうとしました。
しかし、遠い道のりのため、途中の宿に泊まることにしました。
宿の食堂の隅っこに座ると、ハンスはテーブルかけに命令しました。
”ひろがれ、テーブルかけよ!ごちそうを出せ!”
すると、テーブルにはおいしそうなごちそうが並びました。

その様子をみていた宿の主人が、ハンスのテーブルかけを欲しいと思いました。
そこで、ハンスが寝ている間に、ハンスのテーブルかけを奪い、
見た目が似ている普通の布切れを代わりに置いておきました。

続きはまた明日・・・

0 コメント:

コメントを投稿